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VDOM(バーチャルドメイン)によるUTM集約化

VDOM(バーチャルドメイン)によるUTM集約化

従来、OA系ネットワークとFA系ネットワークにおいて、それぞれ用途が異なる事から、UTMもそれぞれ独立した構成となっていました。FortiGateのVDOM機能を活用する事で、OA系ネットワークとFA系ネットワークの構成を崩す事なく、UTMの集約化を実現する事が出来ました。UTMの集約化により、IT管理者が管理するUTMが物理的に集約され、運用面での負担の軽減に繋がりました。

課題

  • UTMのランニングコストを抑えたい
  • UTMの管理を簡素化したい
  • 業務に直接関係のないWebサイトの閲覧を制限したい

VDOM(バーチャルドメイン)

FortiGateがサポートするVDOM機能とは、独立して動作する2つ以上の仮想ユニットへFortiGateを分割させる機能です。
VDOM機能を利用する事で、UTMとしては物理的な筐体は1台ですが、仮想的に複数のUTMを構築する事が可能となります。
仮想的に構築されたUTMは、それぞれが独立して動作するため、個々のUTMに対してセキュリティポリシーを適用させる事が出来るのがポイントです。複数存在するUTMを物理的な筐体は1台へ集約出来るため、集約する事による運用面での簡素化やランニングコストを安価に抑えられるのは他社製品にはないFortiGateの魅力となります。FortiGateはUTM専用にASICを搭載するため、複数のUTMをVDOM機能により集約した構成においても、高いスループットを供給する事が期待出来るのもポイントです。

Webベースの脅威を削減

Fortinet社が提供するFortiGuard Webフィルタリングは、悪意のあるWebサイト、不適切なWebサイトへのアクセスを制御する事が可能であり、制御する事により利用者を危険から保護します。不正なWebサイトや悪意のあるWebサイトへアクセスする事が、トリガーとなり、マルウェアやスパイウェア等の脅威を持ったコンテンツがクライアントPCへダウンロードされる危険から守る事に、Webフィルタリングは有用な役割を果たします。WebフィルタリングサービスはFortiGateを介して利用する事が可能であり、ユーザーがアクセスするWebサイトを簡単に評価し制御する事が可能です。Webフィルタリングサービスはカテゴリに基づいた評価も可能であり、アクセスを制御するWebサイトを簡単に管理が出来るのもポイントです。

結果

従来、OA系ネットワークとFA系ネットワークで、それぞれ用途が異なることから、独立したUTMの運用となっていましたが、FortiGateのVDOM機能の活用により、ネットワークの構成を崩す事なく、UTMを集約化させる事が出来ました。集約前はUTMがそれぞれ独立していたため、UTMのEOL(End of Life)をそれぞれ意識する必要があったり、ランニングコストやIT管理者の運用面での負荷がありましたが、集約化する事で負荷の軽減に繋がりました。

技術担当者の声

お客様より、UTMの老朽化に伴い、UTMのリプレースに関して、提案の機会をいただきました。ヒアリングをすると、ネットワーク毎でUTMを導入しているため、運用においての管理の煩わしさやランニングコストの問題を抱えていました。そこで、FortiGateのVDOM機能により、UTMを1台へ集約する事を提案しました。
これまでは、Webフィルタリングはプロキシを使われたり、UTMも複数台を導入していた事もあり、運用面やランニングコストがかかってましたが、UTM機能や集約化により、それらの削減に繋がったとお声をいただきました。