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Array APVシリーズ

Array APVシリーズ

ArrayAPVシリーズは、サーバ負荷分散機能/SSLアクセラレータ機能といったWebサイトのフロントエンドが必要とする機能をひとつに集約した製品です。

 

負荷分散機能とSSLアクセラレータ機能を統合

Webサーバの負荷分散によるレスポンス向上はもちろん、SSLアクセラレータによるWebサーバの負荷軽減といった機能を1台の筐体で提供します。

 

特徴

ハイパフォーマンス

Array APVシリーズの強みは、高いパフォーマンスです。従来機のArray APVの特徴はそのままに、最新ArrayOSを標準搭載し、業界最強のSSLも標準搭載により、高速でセキュアなネットワーク環境を構築できます。

複雑なポリシーも設定が容易

スクリプトを必要とせず、プリセットされたポリシーを呼び出すだけで簡単に設定できます。
スクリプト型に比べ、プロセス処理速度が最大10倍となり、パフォーマンスへの影響が非常に小さくなります。

 

 

複数サイト、複数WANに対する負荷分散(GSLB、LLB)

Global Server LoadBalancing(GSLB)

Array APVシリーズがドメイン統括するDNSサーバとして機能し、クエリに対しポリシーに基づいて選んだ
IPAddressを返答することで、同一ドメイン宛のアクセスを異なるサイトやホストに振分けることができます。

Link LoadBalancing(LLB)

サーバからの返信パケットをセッションごとにポリシーに応じて振分けます。

 

 

GSLBは、ドメインに対してのアクセスをクライアントごとに振分けます。

  1. クライアントが"ローカルDNSサーバ"にドメイン「www.xxx.com」の解決問合せ(クエリ)送信。
  2. "ローカルDNSサーバ"は、このドメインをハンドルするDNSであるArray APV(SDNS機)に問合せ。
  3. Array APV(SDNS機)は、設定されているポリシーに基づいて決定したIPアドレスを"ローカルDNSサーバ"に返答する。
  4. "ローカルDNSサーバ"がこのIPアドレスをクライアントに返答する。
  5. クライアントは返答されたIPアドレスを宛先として、ドメイン「www.xxx.com」にアクセスを試みる。

 

APIによる外部からの制御(XML-RPCとeCloud SOAP-API)

"eCloud RESTful-API"や"XML-RPC"により、Array APVを外部から操作可能です。

Array APVのほとんどの機能設定がAPI経由で行えます。

クラウドやネットワークのサービス事業者は、サービスポータルからのユーザー入力情報に基づき自動的にArray APVにユーザー定義を反映させることができます。

 

 

Array APV x900シリーズ 仕様・ラインナップ

モデル APV1900-E
インターフェース
1GE(copper) 6
1GE(SFP) 2
その他のインターフェース DB-9 x1(コンソール), USB(B) x2(冗長構成用)
性能
L4スループット 10 Gbps
SSLスループット 7 Gbps
SSL(RSA2048bit)
1秒あたりのトランザクション処理
20 K
SSL(ECC)1秒あたりのトランザクション処理 14 K
ハードウェア仕様
ラックマウント・サイズ 1U
本体外寸(WxDxH) 438 x 456 x 44
本体重量 8.4kg
電源 300W 冗長電源ユニット
消費電力 [W] 66-84
発熱量 [BTU/h] 218-286
推奨環境 温度:0℃~40℃; 湿度:20%~90%(結露無きこと)

 

仮想製品(Array vAPV)

Array APVシリーズは、ハードウェアだけでなく、仮想製品(ソフトウェア)としても提供がございます。Array APVの搭載する機能を有しており、スケールアウトが可能な新しい製品の形です。

また、サブスクリプション方式のライセンス形態により、イニシャルコストをダウンさせるなど、お客様のニーズに沿う柔軟性も兼ね備えることから、規模や環境に合わせた、最適なモデルをお選びいただけます。

 

サポートする環境・プラットフォーム

“Array vAPV”は、市場のデファクトスタンダードである各種の仮想基盤やプラットフォームで利用可能です。また、IaaS(Infrastructure as a Service)サービスにおいても認定製品として提供されます。

 

 

Array vAPV データシート

Array vAPVでは、ライセンスを組み合わせることによって、機能やキャパシティを自在にカスタマイズできます。

 

 

 

機能概要

仮想サービス Transparent Proxy, Reverse Proxy, HTTP RequestsのHTTPS Redirection, Serviceごとのデータ圧縮, SNI(Server Name Indication)
負荷分散方式 Least Connections, Shortest Response Time, Round Robin, Weighted Round Robin, Priority Based,Client Network Persistence (Hash IP), Persistent/ Constant Hash IP,QoSURL/Cookie/Hostname/Network/Network + Port Range/Client Port, Insert Cookie, Rewrite Cookie, Persistent Cookie, Persistent URL, Persistent Hostname, Hash Cookie, SNMP CPU/Mem/Custom, Hash Header, SSL Session ID,Arbitrary Header Content Routing, SOAP Header Content Routing, Combined With sr/lc/rrLoad Balancing Methods, Configurable First Choice for Persistent Methods, Arbitrary TCP/SSL and UDP Port Load Balancing,FTP Server Load Balancing, DNS Server Load Balancing, ePolicyスクリプトを使用したポリシーのカスタマイズ,vLinkを使用したポリシーのネスティング, DNS Proxy
L7コンテンツ・ルーティング およびヘルスチェック・タイプ WEB (HTTP/HTTPS), DNS, Radius, Diameter, FTP(S), IMAP(S), POP(S), SMTP, Squid Cache, SIP (UDP/TCP), RTSP, Firewall/IDS/IPS, TCP/UDPのポート番号ベース
ネットワーク IPv6 Dual Stack, IPv4/V6 NAT, Ethernet link aggregation, VRRP, Static Routing, RIP, OSPF, OSPF RHI, BGP4
セキュリティ Webwall™ (ネットワークベースファイアウォール), Advanced ACL, URL filtering, DDoSprotection
冗長化 最大32ノードのClustering, Active/StandbyおよびActive/Active構成, コンフィグレーション同期, StatefulFailover
リンク負荷分散(LLB) IP(Src/Dst)/Port/Protocolベースのポリシールーティング, NextHopへのヘルスチェック
サイト負荷分散(GSLB) (※)別途ライセンス追加にてサポート:Availability Check, DNS DDoSprotection, IP persistence
システム管理 CLI(業界標準コマンド形式), WebUI(英語/日本語/繁体中国語/簡体中国語), SSH, Syslog(TCP/UDP), SNMP(v2/v3), RESTful-API, XML-RPC, SOAP-API, OpenStack LBaaS
アプリケーション最適化 Memory based Caching, TCP Acceleration