ArrayAPVシリーズは、サーバ負荷分散機能/SSLアクセラレータ機能といったWebサイトのフロントエンドが必要とする機能をひとつに集約した製品です。
Webサーバの負荷分散によるレスポンス向上はもちろん、SSLアクセラレータによるWebサーバの負荷軽減といった機能を1台の筐体で提供します。
Array APVシリーズの強みは、高いパフォーマンスです。従来機のArray APVの特徴はそのままに、最新ArrayOSを標準搭載し、業界最強のSSLも標準搭載により、高速でセキュアなネットワーク環境を構築できます。
スクリプトを必要とせず、プリセットされたポリシーを呼び出すだけで簡単に設定できます。
スクリプト型に比べ、プロセス処理速度が最大10倍となり、パフォーマンスへの影響が非常に小さくなります。

Array APVシリーズがドメイン統括するDNSサーバとして機能し、クエリに対しポリシーに基づいて選んだ
IPAddressを返答することで、同一ドメイン宛のアクセスを異なるサイトやホストに振分けることができます。
サーバからの返信パケットをセッションごとにポリシーに応じて振分けます。

GSLBは、ドメインに対してのアクセスをクライアントごとに振分けます。
"eCloud RESTful-API"や"XML-RPC"により、Array APVを外部から操作可能です。
Array APVのほとんどの機能設定がAPI経由で行えます。
クラウドやネットワークのサービス事業者は、サービスポータルからのユーザー入力情報に基づき自動的にArray APVにユーザー定義を反映させることができます。
| モデル | APV1900-E |
|---|---|
| インターフェース | |
| 1GE(copper) | 6 |
| 1GE(SFP) | 2 |
| その他のインターフェース | DB-9 x1(コンソール), USB(B) x2(冗長構成用) |
| 性能 | |
| L4スループット | 10 Gbps |
| SSLスループット | 7 Gbps |
| SSL(RSA2048bit) 1秒あたりのトランザクション処理 |
20 K |
| SSL(ECC)1秒あたりのトランザクション処理 | 14 K |
| ハードウェア仕様 | |
| ラックマウント・サイズ | 1U |
| 本体外寸(WxDxH) | 438 x 456 x 44 |
| 本体重量 | 8.4kg |
| 電源 | 300W 冗長電源ユニット |
| 消費電力 [W] | 66-84 |
| 発熱量 [BTU/h] | 218-286 |
| 推奨環境 | 温度:0℃~40℃; 湿度:20%~90%(結露無きこと) |
Array APVシリーズは、ハードウェアだけでなく、仮想製品(ソフトウェア)としても提供がございます。Array APVの搭載する機能を有しており、スケールアウトが可能な新しい製品の形です。
また、サブスクリプション方式のライセンス形態により、イニシャルコストをダウンさせるなど、お客様のニーズに沿う柔軟性も兼ね備えることから、規模や環境に合わせた、最適なモデルをお選びいただけます。
“Array vAPV”は、市場のデファクトスタンダードである各種の仮想基盤やプラットフォームで利用可能です。また、IaaS(Infrastructure as a Service)サービスにおいても認定製品として提供されます。

Array vAPVでは、ライセンスを組み合わせることによって、機能やキャパシティを自在にカスタマイズできます。



| 仮想サービス | Transparent Proxy, Reverse Proxy, HTTP RequestsのHTTPS Redirection, Serviceごとのデータ圧縮, SNI(Server Name Indication) |
|---|---|
| 負荷分散方式 | Least Connections, Shortest Response Time, Round Robin, Weighted Round Robin, Priority Based,Client Network Persistence (Hash IP), Persistent/ Constant Hash IP,QoSURL/Cookie/Hostname/Network/Network + Port Range/Client Port, Insert Cookie, Rewrite Cookie, Persistent Cookie, Persistent URL, Persistent Hostname, Hash Cookie, SNMP CPU/Mem/Custom, Hash Header, SSL Session ID,Arbitrary Header Content Routing, SOAP Header Content Routing, Combined With sr/lc/rrLoad Balancing Methods, Configurable First Choice for Persistent Methods, Arbitrary TCP/SSL and UDP Port Load Balancing,FTP Server Load Balancing, DNS Server Load Balancing, ePolicyスクリプトを使用したポリシーのカスタマイズ,vLinkを使用したポリシーのネスティング, DNS Proxy |
| L7コンテンツ・ルーティング およびヘルスチェック・タイプ |
WEB (HTTP/HTTPS), DNS, Radius, Diameter, FTP(S), IMAP(S), POP(S), SMTP, Squid Cache, SIP (UDP/TCP), RTSP, Firewall/IDS/IPS, TCP/UDPのポート番号ベース |
| ネットワーク | IPv6 Dual Stack, IPv4/V6 NAT, Ethernet link aggregation, VRRP, Static Routing, RIP, OSPF, OSPF RHI, BGP4 |
| セキュリティ | Webwall™ (ネットワークベースファイアウォール), Advanced ACL, URL filtering, DDoSprotection |
| 冗長化 | 最大32ノードのClustering, Active/StandbyおよびActive/Active構成, コンフィグレーション同期, StatefulFailover |
| リンク負荷分散(LLB) | IP(Src/Dst)/Port/Protocolベースのポリシールーティング, NextHopへのヘルスチェック |
| サイト負荷分散(GSLB) | (※)別途ライセンス追加にてサポート:Availability Check, DNS DDoSprotection, IP persistence |
| システム管理 | CLI(業界標準コマンド形式), WebUI(英語/日本語/繁体中国語/簡体中国語), SSH, Syslog(TCP/UDP), SNMP(v2/v3), RESTful-API, XML-RPC, SOAP-API, OpenStack LBaaS |
| アプリケーション最適化 | Memory based Caching, TCP Acceleration |